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ご覧頂きましてありがとうございます。 この肥碟山信甫製の大鉢は、1856年から1900年頃にかけて製作された伊万里焼の中でも特に華やかで技巧的な作品です。その最大の魅力は、まず第一にその絢爛な絵付けにあります。赤絵(朱)、藍、金彩を駆使した装飾は、見る者の目を奪うほどの鮮やかさで、まさに「金襴手」と呼ばれる豪奢な様式の典型です。器の内側・外側の両面に至るまで緻密に描かれた模様や人物、風景は、単なる装飾ではなく一幅の絵画のような趣を持ち、観賞するごとに新たな発見があります。 さらに、この大鉢には物語性のある人物画が描かれており、これは江戸末期から明治時代にかけて好まれた風俗画の系譜を引いています。描かれているのは、屋内でくつろぐ人物たちの情景であり、彼らの服装や建具、背景の樹木や雲の意匠などからは、当時の生活文化や美意識が色濃く反映されています。器の中にひとつの物語世界が広がっているかのようで、単なる実用品ではなく、「語る器」としての存在感が際立ちます。 また、この作品が生まれた背景も大きな魅力のひとつです。肥碟山信甫は、19世紀後半の有田で輸出用陶磁器を多く手掛けた窯元のひとつであり、その作品は海外でも高い評価を受けていました。華やかな意匠はまさに輸出向けの好みに合致しており、それと同時に日本的な繊細さや物語性も失っていません。このような両立がなされた作品は、現代の私たちにとっても非常に魅力的で、当時の国際感覚を映し出す文化資料としての価値も高いといえます。 このように、この大鉢は視覚的な美しさ、歴史的な深み、そして装飾性と物語性が高次元で融合した、極めて完成度の高い作品といえるでしょう。★寸法★口径30.1㎝高さ10.8㎝種類...陶器種類...鉢種類...大鉢焼き物...伊万里焼・有田焼
オススメ度 4.2点
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